- 地名に含まれる漢字から“比較的”災害リスクの低いエリアが推測できるかも!?
- 「高」「上」「台」「本」「原」など“高さ”や“元”を表す漢字には要注目!
- ただし地名だけで絶対安全は断言できないので要注意
「災害の多い日本において、少しでも安全な地域に住みたい!」なんて誰しも思いますよね? とはいえ、どこに住んでもまったく被害がない場所など存在しないと言われがち。でも……地名に含まれる漢字をチェックすると“比較的”リスクが低いとされるエリアを推測できるってウワサ、聞いたことありませんか? 「ホントかよ!?」とツッコミを入れたくなるところですが、これが案外バカにできない歴史的・地形的背景があるという説があるんです!
そこで今回は、「洪水や災害が少ない」と言われる地名に共通する漢字5選を、ドドーンとご紹介していきます。もちろん、これらの漢字があるからといって「絶対安全!」なんて事はあり得ませんが、先人たちが地形や環境に基づいて名付けてきた由来には、それなりの根拠があるんじゃないかと言われてるんですよね。「こんなところにも先人の知恵が!?」と、ちょっとワクワクしながら読み進めてみてくださいませ~!
目次
1.【「高」】
まずは王道と言っていいくらいメジャーな「高」です。 「高地(こうち)」「高台(たかだい)」「高尾(たかお)」みたいな地名を思い浮かべる方もいるんじゃないでしょうか? もう言わずもがな、「高い場所」を意味するわけで、水が下に流れる習性上、洪水や浸水被害が起こりにくいとされる地名ですね。
- 洪水が来ても、水が届きにくい高い土地
- 古くから人が住みやすい安全地帯として重宝
- 実際には周辺の地形や河川の改修状況にもよるので注意
とはいえ、水害の少ない“傾向”があると言われるのは事実っぽいです! 「うちの地名にも“高”入ってるから安心だぜ」と思ったそこのアナタ、油断は禁物ですよ!? 一般的に防災対策が不要になるほどの絶対的な保証があるわけじゃないので、そこだけは十分お気をつけくださいね。
2.【「上」】
次に紹介したいのは、「上」や「上原(うえはら)」「上田(うえだ)」など、上を意味する漢字。「高」と同じく“高所”をイメージさせるネーミングが多いですね。「かみ」「うえ」と読む地名も多く、単純に下流エリアよりも標高が高い場所が多いとも言われています。
- 洪水リスクの低さの観点では「高」と似た効果が期待できる
- 必ずしも“超高台”とは限らないので要確認
- 上流地域だと氾濫に巻き込まれる可能性が減るケースも
言うまでもないですが、天災の規模が大きければ上流だろうと被害が及ぶ場合はあるので、過信は禁物。でも、昔の人はやはり「上手(かみて)」に家を構えたいっていう心理があったみたいです。先祖代々住んでる古い集落なんかで「上」が付く地名がある場合、案外その辺の地理的リスクに対する知恵が詰まってるのかもしれませんね。
3.【「台」】
続いては「台」。こちらも有名どころです。例を挙げれば「台地」や「台町」などなど。要するに高台や台地を指すことが多く、浸水被害を受けにくいとされる典型的な地形に由来しています。
- 台地は水が浸透しにくい地形の場合が多い
- 海抜がそこそこ高いケースもあり、洪水を回避しやすい
- ただし地盤が硬いかどうかは別問題なので要注意
台地の上だからこそ水害に強い、というイメージは確かに定着していますが、その一方で「地震の際に液状化が起こりやすいところもある」と指摘される場合があります。「台」の文字だけで万能と考えるのは危険。とはいえ、やはり水害対策としては歴史的に安全な傾向があると言われてるので、要チェック漢字には違いないっすね!
4.【「本」・「元」】
ここはちょっと意外に思う人もいるかもしれませんが、「本村(ほんむら)」「元町(もとまち)」みたいな地名。「中心となる場所」「発祥の地」といったニュアンスを持ち、“比較的”安全な場所に集落が形成されていた可能性が高いとされます。
- 「中心地」には昔から人が多く集まる=危険地帯を避けて選定された説
- 「元祖」「本家」的なニュアンスで地形の安定度を重視した例が多い?
- ただし都市開発の進行で土地形状が変化しているケースもある
古くから「ここが拠点!」として発展してきた土地って、そもそも洪水や土砂災害が少ない場所を選んだ可能性が大いにありますよね。特に河川の氾濫が激しかった時代には、安全地帯じゃないと人が住み続けられなかったわけで。そんな背景を含めて、「本」「元」のつく地名は要注目と言えそうです!
5.【「原」】
最後に挙げたいのが「原(はら)」。平原や高原の“原”をイメージできるでしょうか? 「原」という文字が付く地名は、比較的フラットな台地や広がりのある土地を示すことも多いです。もちろん低い平地の「原」もあるんですが、周囲と比べれば“もともと水はけが悪くない土地”という説も聞かれます。
- 「高原(こうげん)」「原町(はらまち)」など標高がそこそこ高いエリアも
- 昔は農耕に向いていた=水はけが良いというパターン
- ただし現在では埋め立て地や造成地もあるため注意
同じ「原」でも一概に全部が洪水リスク低いとは言えませんが、広くて平らな大地をイメージさせるときは、地質が比較的安定している場合が多いという話もあります。何より昔の人は、土地の特徴を地名に反映させることが多かったんですね。そう考えると、「原」が付く地名にも先人の知恵があるのかも……!?
【地名だけで安全を過信は禁物】
ここまでご紹介してきた通り、「高」「上」「台」「本(元)」「原」の入った地名には、それなりの歴史と地形に対する先人の知恵が詰まっている説があります。ただし、あくまでも“比べれば”水害・災害リスクが少ない傾向があるというだけで、昨今の異常気象や大規模災害が増える傾向を考えれば、もはや「絶対安全!」なんてことは断言できません。そこはもう、避難経路の確認や防災グッズの準備など、しっかり備えておくことが大切。
特に都市部は開発が進んで地形が大きく変わっていたり、河川の整備状況が違ったりします。住みたい地域を調べるときは、ハザードマップや行政の防災情報などを活用して、総合的に判断するのが賢明ですよね。地名の漢字に「かつての安全のヒント」が潜んでいるのは興味深いですが、「昔は安全だった場所でも今は事情が違う」ってパターンも多々あるので要注意。
★質疑応答コーナー★
セイジ
プロ先生、地名の漢字で災害リスクが低いかどうか本当に見極められるんすか??
プロ先生
セイジ君、質問ありがと~! 実はね、地名の漢字って結構歴史や地形を反映している場合が多いのよ。ただ、それだけで「絶対大丈夫!」って決めつけるのは危険ね。昔は安全だった土地でも、川の流れが変わってたり、都市開発で地盤が弱くなってるケースもあるから、あくまでも“目安”程度に考えて、必ず行政のハザードマップなんかと併せてチェックすることが大事よ!
セイジ
やっぱり「高」とか「上」とか付いてれば常に安全ってわけでもないんすかね??
プロ先生
その通り。たとえば「上町」って名前でも低地にある例がないわけじゃないの。時代の変遷で地形が変化していたり、周辺に堤防が増えていたりね。だから、地名はあくまでヒント。確かに災害リスクが低いケースも多いんだけど、現代の地形はまた別だから過信は禁物よ。実際、地盤沈下が進行している地域もあったりするし、一度専門的な防災情報を確認してみることをおすすめするわ!
セイジ
なるほどっす! それでも少しでも被害を減らすには、地名チェックをして部屋探しの参考にするのもアリなんすね??
プロ先生
もちろん、参考にするのはアリだと思うわ~。ただし地名の漢字だけじゃなくて、「標高」「過去の災害履歴」「洪水ハザードマップ」なんかを総合的に見るのがベストね。最近は自治体のホームページでも詳しい情報を提供しているから、いろんな角度から安全性を確かめてみて! 最終的には“自分の目で確かめる”ことが大切。実際に現地を歩いてみて、水がたまりそうな低い場所はないかとか、土砂崩れの危険はないかとか、よ~く観察するといいわよ!
【まとめ】
- 地名には先人の知恵が宿っている可能性が高い
- 「高」「上」「台」「本(元)」「原」は比較的水害が少ない傾向アリ
- しかし過信は禁物! 現代のハザードマップや現地調査も必須w
以上、「洪水や災害が少ない」とされる地名の漢字に共通する特徴5選をご紹介してみました! 実際に引っ越し先を検討する際にも、あるいは「自分の地元はどうだったんだろう?」と確認する際にも、一つの参考として覚えておくとちょっと役立つかもしれません。ぜひ、過信はせずに賢い防災ライフを心がけてみてくださいませ~!
それではまた~!