- 「単価×8000人」で総額は一気に跳ね上がります。例:1人800円でも640万円、1人3,500円なら2,800万円です。
- 外食は原則消費税10%、テイクアウトは8%。2%差でも8000人規模だと数十万円の差になります。
- 会場人件費・サービス料・決済限度額など「本体以外」のコストがデカいですw 準備と見積りの精度が勝負です。
目次
はじめに
「みんなに奢るよ!」——その一言、カッコいいです。ですが対象が8000人ともなると、もはやちょっとしたアリーナクラスの規模です。単価が数百円でも総額は数百万円、数千円なら数千万円へと一気にスケールします。しかも外食かテイクアウトかで消費税率が変わり、席料・サービス料や人件費、さらにはクレジットカードの利用限度額という“壁”も登場します。本稿では、「8000人に奢った場合いくらかかるのか」を、意外だけど実務的に役立つ視点で5つに絞って明快に解説します。数字はシンプルに、でも現場の落とし穴はガッツリ押さえます。最後にQ&Aも付けました。
解説5選
① 単価シミュレーション:金額は「×8000」で桁が跳ねる!
- コンビニ軽食セット(例:おにぎり2個+お茶、1人420円想定)⇒ 420円×8000人=336万円
- ファストフードのセット(1人800円想定)⇒ 800円×8000=640万円
- カジュアル居酒屋コース(1人3,500円想定)⇒ 3,500円×8000=2,800万円
- 披露宴クラスの料理(1人20,000円想定)⇒ 2万円×8000=1億6,000万円
- 高級寿司おまかせ(1人30,000円想定)⇒ 3万円×8000=2億4,000万円(ヒェッw)
上の計算は「税込の想定単価」で直に×8000人しています。単価が少し上がるだけで総額が一気に上がるのがポイントです。例えば3,500円→4,000円へ500円アップするだけで、500円×8000人=400万円の増加です。ヒヤッとしますよねw
② 税率の罠:外食10% vs テイクアウト8%で数十万円が消える!?
- 日本の消費税は原則10%ですが、テイクアウト等の軽減税率は8%です(アルコールや外食は10%)。
- 同じ税抜3,000円の商品なら、外食10%で3,300円、テイクアウト8%で3,240円。
- 差額は1人60円。8000人なら60円×8000=48万円の差になります!w
軽減税率の対象にできるかどうかは提供形態次第です。アルコールを含む飲み放題や店内飲食は基本10%。テイクアウト主体なら8%の可能性があります。「どの提供形態にするか」=税率が総額を大きく左右します。
③ サービス料・席料:地味に効く“+10%”のパンチ!
- 店舗によってはサービス料(例:10%)や席料が加算されます。
- 例:税抜3,000円→外食10%で3,300円、さらにサービス料10%を税込み価格に対して加算と仮定すると3,630円。
- すると3,630円×8000人=2,904万円。サービス料だけで330円×8000=264万円の上積み…静かに重いw
サービス料の取り扱いは店舗・会場で異なります(税抜/税込どちらへ課すか、席料の有無など)。見積り時に「どの基準へ何%が乗るのか」を必ず確認しましょう。条件次第で数百万円単位の差が生じ得ます。
④ 人件費・運営費:料理代以外の“黒帯コスト”を忘れるな!
- 大人数の提供には、受付・誘導・清掃・警備、そして配膳スタッフが必要です。
- ざっくり目安で300人の運営スタッフが5時間×時給1,400円働くと、300×5×1,400=210万円。
- 音響・マイク・動線サイン・トイレ増員などの臨時費も積み上がります。
人件費は単価に含まれていないことが多く、別計上になると一気に重みが増します。「料理代+運営費」で見積るのがプロの習慣です。ここを見落とすと「え、こんなに!?」となりがちw
⑤ 支払い実務&会計処理:限度額・支払手段・税務の注意点!
- クレジットカードには利用限度額があります。数千万円~億超の決済は、事前の増枠手続きや振込、分割請求の調整が必要になることも。
- 請求書払い(締め・振込)に対応できる会場なら、事務負荷やレシート地獄を軽減できます。
- 個人で奢る場合は基本的に受け手の贈与税の心配は通常不要ですが(少額の飲食提供は実務上課税対象とならないのが一般的)、年間の大口贈与は別問題。会社なら交際費/福利厚生費の扱い・社内規程・稟議がカギです。
財務・経理の観点では、支払方法・証憑の整理・科目判断が重要です。事前に会場と「支払いスキーム」をすり合わせるだけで、当日の混乱と手戻りを大幅に減らせます。
「単価別」早見表(再掲・一目でドン!)
- 420円 × 8000人 = 336万円
- 800円 × 8000人 = 640万円
- 3,500円 × 8000人 = 2,800万円
- 20,000円 × 8000人 = 1億6,000万円
- 30,000円 × 8000人 = 2億4,000万円
※上記は概算の税込想定です。実際は税率区分(10%/8%)、サービス料、席料、人件費、会場費、機材費、配送費などで上下します。
質疑応答コーナー
セイジ
単価はなるべく下げたいんすけど、味気なくならない工夫ってありますか??
プロ先生
あります。テイクアウト主体で軽減税率8%を使いつつ、名物1品+主食+ドリンクの「満足3点セット」に絞る方法です。配布動線を分けて待ち時間を減らすと満足度が上がります。写真映えのPOPやロゴ入りスリーブで“イベント感”を演出するとコスパよく盛り上がりますよ。
セイジ
会場手配ってどれくらい前から動くもんなんすか??
プロ先生
8000人規模なら数か月前から押さえるのが安全です。特に
①キッチン/バックヤード容量、②搬入路・冷蔵/保冷、③電源容量、④清掃/ゴミ回収体制、⑤トイレ増設の可否、⑥決済方法
は早めに詰めます。これらが詰まっていれば、見積り精度も上がり、予算超過のリスクが下がります。
セイジ
ドタキャンが出たらもったいないっすよね?? 対策あるんすか??
プロ先生
あります。①人数確定の締切日を明確化、②当日予備の受け皿(スタッフ・ボランティアへの振替)を用意、③コースの一部を現地調理で可変にする、の3点です。例えば3,500円コースで5%欠席=400人分なら140万円のロス。「可変設計」が効きますね。
まとめ
- 「単価×8000人」+(税率・サービス料・人件費)=現実の総額です。数百万円~数億円まで跳ねますw
- 外食10%・テイクアウト8%の差は8000人だと数十万円規模。提供形態の設計が超重要です。
- 見積りの透明化(どこに何%乗るか)と決済・運営の段取りが、成功と悲鳴の分かれ目です!






































