- 数年前に日本中で話題になった「謎深い」流行語を5つピックアップ
- それぞれの由来や背景、実はこんな意味があった!?
- 今でも使われているものもあるので要注意w
目次
■数年前に流行った謎が深い流行語5選
数年前、テレビやSNS、あるいは女子高生の間で突然爆発的に使われ出しては、気づいたらどこかに消えてしまう――そんな”謎深い”流行語が次々と生まれました。ここでは、その中でも特に「えっ…意味どういうこと!?w」と首をかしげるようなインパクトのある5つを厳選してご紹介します。
1. 「マジ卍」
「マジ卍」は2017年前後に女子高生を中心に拡散したとされる言葉です。もともと“卍”という記号は仏教のシンボルの一つで、縁起の良いマークとしても知られていました。しかし、当時の若者たちは「テンション高い!」「ヤバい!」などのニュアンスで「マジ卍w」と使い始めたとか。
- 由来の謎
- 漫画やアニメでキャラがキメポーズをするときの「卍解(まんじかい)」などの響きから派生、という説もw
- 当時のギャル語・若者語研究家たちも正確な起源をはっきりと掴めないほど複雑w
- 実際の使われ方
- 「今日のライブ、マジ卍だったわw」=「すごく盛り上がって楽しかった」
- 「あの芸能人の格好、マジ卍じゃね!?」=「ヤバいぐらいイケてる」
こうして見ると、完全に“意味が一人歩き”していた流行語と言えるでしょう。数年たった今でも、同世代同士の会話ではたま~に聞こえてくることがありますw
2. 「壁ドン」
「壁ドン」と聞くと、今では少女漫画のロマンチックなシーンをイメージする方も多いかもしれませんね。しかしこの言葉、元々は「隣の部屋がうるさいから壁をドン!と叩く」意味で使われていたのですw
- 少女漫画から全国区へ
- ドラマや映画の胸キュン演出で「壁ドン」が取り上げられ、「これはヤバい…!」と女性たちを中心に大ブームにw
- 2014年頃からバラエティ番組でも特集され、一気に市民権を得た形に
- 謎ポイント
- 「壁ドンされたい」「壁ドンされるとときめく」など女性の憧れシチュエーションに急変した一方で、「元はクレーム行為の話だったのに!?」と混乱する人もw
実際、当時は「壁ドン、床ドン、顎クイ」の三大胸キュンワードが猛威を振るいましたが、一方で「ちょっと怖いよね…」という声も少なくありませんでした。まさに謎深い死語寸前の流行語と言えるかもしれませんw
3. 「エモい」
「エモい」は2016年前後からSNSでじわじわ浸透しはじめ、音楽・ファッションシーンを中心に爆発的に使われるようになりました。「エモーショナル(emotional)」を略したとも言われており、「感情が揺さぶられる」「懐かしさや趣深さを感じる」というニュアンスを含んでいます。
- 若者文化との関係
- インディーズバンドなどが「この曲エモい!」と発言 → 音楽雑誌やSNS上で急速拡散
- 「写真がなんかエモい」「夕暮れの海辺ってエモいよね」など、情緒を表す語として定着
- 謎ポイント
- 日本語の「切ない」「趣きがある」「哀愁がある」といった言葉を全て包含しちゃったような便利ワードw
- 「どこがどうエモいのか説明してw」とツッコまれても具体的に言えないことが多い!?
今でも「エモい」と言う人は少なくありませんが、その定義は個人によってバラバラ。やはり「謎深い」言葉と言えますねw
4. 「バエる」
こちらは「映(ば)える」から派生したSNS時代のど真ん中を射貫くワードです。Instagramをはじめとする写真投稿系SNSが盛り上がり始めた2015~2016年頃からのトレンドですが、特に2017年~2018年にかけて一気に市民権を得ました。
- 爆発的人気の理由
- インスタグラムで目立つ写真を撮りたい → おしゃれカフェや旅行先で「バエる」写真を量産
- テレビや雑誌が「インスタ映え」特集を組み、文化庁の「新語・流行語大賞」にもノミネートされる勢いだったw
- 謎ポイント
- 「お店を選ぶ基準がバエるかどうか」という時代になった!?
- いつの間にか「映え」という言葉そのものが目的化してしまったのが謎深いw
最近では「インスタ映え」ではなく、「TikTok映え」や「リール映え」など媒体ごとの進化系が出現しています。バエ文化は形を変えながら今も生き続けていると言えるでしょうw
5. 「やばたにえん」
最後は「やばい」と「永谷園(お茶漬けやふりかけで有名な企業名)」をくっつけた造語、「やばたにえん」です。2016年頃に女子高生の間で突然流行し、「めっちゃヤバい!」の強調版として使われるようになりました。
- 使用シーン
- 「テストの点がもうやばたにえん…」=「すごくやばい点数だった」
- 「彼氏に振られたんだけど、マジやばたにえん!?」=「めちゃショック!」
- 謎ポイント
- なぜ永谷園さんがこうして巻き込まれてしまったのかw
- 響きが面白いからという安易な理由とされつつ、爆発的に広まったのは不可思議とも言えます
今はあまり耳にしなくなった言葉ですが、当時はSNS上で「語尾を長くするギャル語ブーム」の象徴として君臨していました。こうして改めて見ると、どれも不可解なほど一瞬で火がつき、一瞬で消えていった謎ワードばかりですねw
セイジ
「こういう謎ワードって、また新しいのが急に出てくるもんなんすか??」
プロ先生
「そうねw 新語や流行語は、SNSやメディアの動きに敏感に反応して一気に広がるのが特徴よ。たとえばTikTokやYouTubeの人気動画で発した一言が、そのままギャル語や若者言葉になったりするの。次がいつ来るかは誰にも予測不能だけど、気がついたらまた『マジ卍w』みたいなのが出てきてもおかしくないわね!」
セイジ
「ところで『マジ卍』みたいな言葉って、学校の先生とかはどう思ってるんすか??」
プロ先生
「実は案外、学校の先生も『若い子が楽しそうでいいじゃない』くらいに受け止めてることが多いみたいよw ただし『卍』は宗教的なシンボルでもあるし、使い方によっては誤解を生む可能性もあるってことで、注意はするみたいね。あくまで軽いノリで使う分には、コミュニケーションの一環として問題ないって考えてる人が多いかも。」
セイジ
「エモいとかバエるって、結局どんなニュアンスでも使える便利語っすよね??」
プロ先生
「そうそう!『エモい』は特に、人によって解釈や感じ方が違うから、主観的な情緒を一言で表現する最強ワードとも言えるわね。『バエる』は写真や動画映えが全盛の現代を象徴する言葉で、曖昧なようでみんながイメージを共有しやすいのが面白いわ。どっちも“ファジーなままカッコよく言える”ってところが若者にウケた理由かもしれないわねw」
■まとめ
- 数年前に一世を風靡した謎深い流行語5選を振り返りました
- 「マジ卍」「壁ドン」など一時は誰もが口にしたあの言葉の背景
- 次にどんなブームが来てもおかしくない!? ぜひアンテナを張っておきましょうw











































