一般的に「机の下」は安全と思われがちですが、状況次第で危険になる場合もあります。
家の中では、地震時の落下物や家具の転倒を避けるための“意外な”安全地帯が存在します。
自分の住まいの構造や家具配置を見直し、より安全な場所を確保することが大切です。
皆さん、【地震対策】ちゃんとやってますか?「机の下に隠れる」って昔から言われてきた超定番の地震対策ですが、「本当に安全なのか?」って疑問に思ったことはありませんか? もちろん、がっちりした机の下であれば、頭上からの落下物を防ぎやすいというメリットがあるのは事実です。でも! 机の状態や周囲の家具配置次第では、逆に「危険かも!?」と言われることもあるんです。
【「机の下」はどうして危険なの?】 「机の下」は昔から“落下物を防げる”最強スペースとして推奨されてきました。しかし、以下のようなケースでは注意が必要です。
机そのものの強度が低い場合
机の上に重いものが置いてある場合
周囲に大型家具があって倒れ込むリスクがある場合
足元にガラスや物が散乱しやすいレイアウトになっている場合
地震時は、想像以上に物が飛んだり転倒したりしてきます。机の下にいれば頭を守れるイメージが強いですが、机自体が破壊されるほどの大地震だったり、周辺の家具が倒れて下敷きになったりする可能性もゼロではありません。「何も考えず机の下に入れば完璧!」と思い込んでいると、思わぬトラップにはまってしまうかもしれないんです。
【意外と狙い目?家の中の“安全スポット”5選】
目次
①【頑丈なクローゼットや押し入れの中】
「暗いし狭いし…」と普段は敬遠しがちなクローゼットですが、実は“壁”に囲まれているため落下物から守られやすい場合があります。押し入れの構造によっては、耐久力のある壁に囲まれていることも多いんですよ。「押し入れなんて入れねぇよw」と思いきや、意外と安全度が高いこともあるので、まずは自宅のクローゼットの強度や周辺の家具配置をチェックしてみましょう。
②【部屋の角や柱近くのスペース】
家屋の構造上、部屋の角や柱付近は比較的強度が高いことが多いです。地震の揺れが大きくなったときに家が倒壊するリスクは、壁の中央部分や窓が多い場所の方が高い傾向にあります。「ここなら柱があるから耐えてくれそう!」という“柱のある角”を普段から確認しておくのも大事です。ただし、周囲に背の高い家具がある場合は、倒れてきたときに挟まれる危険もあるので要注意!
③【ベッドやソファの横】
「え? 下じゃなくて横?」と思う方もいるかもしれませんが、ベッドやソファの真下に入り込むのは構造次第で危険なこともあります。特に脚付きベッドは、脚が折れたりフレームが壊れたりすると下敷きになる恐れが。「それならどうすれば!?」という場合は、ベッドやソファの“横に身を寄せる”方法が推奨されることがあります。家具自体が倒れにくい安定したものなら、横であれば落下物がベッドやソファの上に落ちても直接当たりにくいからです。「サイドに逃げ込む」という発想で安全スペースを確保しましょう。
④【ドアの近く(出口確保が大前提)】
大きな揺れが来ると、ドアがゆがんで開かなくなるリスクがあります。「いざ逃げたいときにドアが開かない!」ってなったらしゃれになりませんw そこで、ドア付近に待機して揺れが収まったらすぐに出口を確保する、という作戦もアリです。ただし、玄関など物が落ちやすい場所や、下駄箱が倒れてくる可能性がある場所は危険度が高いので、ドア“付近”の安全なスペースを見極める必要があります。「早く逃げたいけど挟まれたら本末転倒w」なので、事前にドア周りの家具配置は要チェックっす。
⑤【頑丈なテーブルや机“兼”ダンボールスペース】
「机の下は危険って言ったじゃん!」とツッコミが入りそうですが、“頑丈で十分なスペースのある机”ならやっぱりアリです。その際にポイントなのが、周囲に落ちてきたものが机の中に転がり込まないよう、ダンボールなどを壁側に置いて“ガード”を作っておくという手。軽いダンボールでも壁のように配置してあれば、小さなものの転がり込みを防ぎやすいです。いざというとき、転倒家具や家電が少しでも机から離れた位置で止まってくれれば、自分のスペースを守りやすくなります。「やっぱ最終的には机かよw」と思われるかもしれませんが、要は“机&壁の配置”と“机の強度”が肝心ってわけです。
【その他の注意点】
頭部を守るための防災頭巾やヘルメットをできるだけ用意しておきましょう。
窓ガラスや割れ物は思った以上に遠くまで飛散する可能性があります。カーテンや衝撃吸収フィルムなどで対策しておくと安心です。
家具の固定(壁に金具で固定するなど)は、どんなスペースに逃げるにしても重要。転倒防止策で生存率は大幅にアップします。
避難経路の確保は最優先! ドアや窓が開かなくならないよう、まずは揺れが起きたら開けておく意識を持ちましょう。
【質疑応答コーナー】
セイジ
「机の下、やっぱダメなんすか?? 安全だと思ってたんすけど…」
プロ先生
「まったくダメってわけじゃないんですよ。机や周囲の状況次第では大いに役立ちます。ただ、倒れそうな家具が多かったり、机がもろかったりすると危険な場合があるので、“自分の環境”をしっかりチェックするのが大事ですね」
セイジ
「ベッドの横に逃げるって、実際どうなんすか?? 下に潜るより安全なんすか??」
プロ先生
「ベッド下に潜り込むよりは、横の方がフレームの破損や脚折れのリスクを避けやすい場合があるんです。もちろんベッドの作りにもよるので、キャスター付きで動きやすいとか、フレームが金属で頑丈とか、いろいろ条件がありますけどね。自分のベッドの種類をよく把握するのが第一歩ですよ」
セイジ
「ドア付近で待機するのはアリってことっすね? でも玄関に靴とか散乱してて危なくないすか??」
プロ先生
「そうなんですよ! 靴や置いてある傘立てなど、倒れたり転がったりするものが多い場所は注意が必要です。なので、できるだけ“安全にドアを開けられるスペース”を確保しておくのがポイントですね。玄関に大きな棚を置いてる場合は、必ず固定しておくなど対策が必要ですよ」
■まとめ
“机の下は絶対安全”とは限らないので、状況に応じた判断が必要です。
家具の固定やクローゼット、部屋の角など“意外な安全地帯”を把握しておきましょう。
最終的には“自身の家の構造やレイアウト”を理解し、防災意識を高めるのが大切です!
以上、地震対策は甘く見るとホントに危ないので、ぜひ今日からでも自宅の点検を始めてみてくださいませ! もし「どこが安全なんだよw」って不安な人は、自治体や防災専門家のサイトなどを参考にしてみるとより安心ですよ。それでは皆さん、安全第一で過ごしましょう!