- 「子ども=暇つぶし」観は現実と激突!時間もお金も法的責任もガチで重いw
- 「女は長期でウザい」⇒関係を壊すのは“軽蔑”というコミュ技術の欠如、データで判明!?
- 結婚せず子だけ欲しい⇒改正民法で養育責任は普通に発生、逃げ道ほぼナシ!
目次
はじめに
「マジで結婚したくないけど暇すぎるから子どもは欲しい」「女性は長期で関わるとウザい」――そんな雑な総括、現実のデータと制度を前にすると一瞬で崩れます。子育ては“暇つぶし”の対極にあり、法的責任・時間・費用・対人スキルのすべてを要求されます。ここでは最新の公的統計や研究をベースに、的確な“5つの反論”をお届けします。
反論5選
①「暇だから子ども」は無理ゲーw:時間も費用もフルマラソン級
まず、教育関連の実出費。文部科学省の最新「令和5年度 子供の学習費調査」では、公立ルートでも幼稚園~高等学校(全日制)15年間の学習費総額は約596万円、オール私立なら約1,976万円に達します。さらに年額ベースでも、公立小で約33.6万円、公立高で約59.8万円など、数字は容赦なしです。
時間も重い。家事・育児関連時間は男女差が縮まりつつも依然大きく、2021年の総務省分析でも家事関連時間の負担は世帯で偏りが残る現状。つまり「暇だから子ども」は真逆です。
②「女は長期でウザい」より“軽蔑”が敗因w:離婚を強力に予測するのは態度
対人一般を十把一絡げに悪評化する発想は、自分のコミュニケーション習慣(特に“軽蔑”)の問題を見落としがち。感情研究で知られるゴットマンの縦断研究では、批判・防衛・侮蔑・逃避の「Four Horsemen」のうち、とりわけ侮蔑(軽蔑)が破綻の強力な予測因子と示されています。精緻な手法を用いた1990年代の研究群では離婚予測の的中が九割台に達した報告も(正確には「その後離婚群の振る舞いに似ている」判定)。“相手がウザい”より“自分の軽蔑グセ”が地雷、がエビデンスです。
③「結婚せず子だけ」でも法的責任はフツーに発生:2024年民法改正でさらに明確に!
2024年成立の改正民法(令和6年法律第33号)は、離婚後の共同親権の選択肢や養育費確保の強化(先取特権付与、法定養育費の導入など)を盛り込み、多くの規定が公布から2年以内に施行予定(=原則2026年5月まで)。「結婚しない/別れたから責任スルー」は通用しづらくなる方向です。
加えて、養育費は家庭裁判所実務で算定表が広く用いられ、収入等から相場感が機械的に見える化されています。つまり“子だけ欲しい”は、費用負担と継続責任セット。
④「長期で関わると無理」は“分担設計”で改善可能:満足度は“役割分担の納得感”と相関
日本の家事分担に関する研究では、家事時間の長短そのものよりも「役割分担への満足度」が生活満足度と相関(r≈0.35)。“見えない家事”を含め可視化し、合意形成すること自体が効く、という示唆です。つまり「人種が合わない」話ではなく、運用設計の話。
制度面でも男性の育休取得率は上昇傾向。公的データは変化を示しており、「負担の再設計」は現実解です。
⑤「暇つぶし」より“つながり”を:孤立は健康リスクの増大要因
「暇=退屈=子どもで埋める」は短絡的。孤立や主観的孤独は全死因死亡リスクを押し上げるとの大規模メタ解析(約200万例)もあり、まず大人本人の“社会的つながり”を整えるほうが合理的です。コミュニティ活動や友人関係の再構築で、子に依存しない充足源を作るのが先。
質疑応答コーナー
セイジ
結婚せずに共同で育てる感じでも、法的にはイケるっすか??
プロ先生
「共同親権を選べるようになる(予定)」は事実ですが、養育費の確保強化や法定養育費など、責務はむしろ明確化の方向です。別れたらノータッチ、は成立しにくいですし、裁判所は子の利益最優先で運用します。
セイジ
「女は長期でウザい」なら、結婚しないのが合理的っすよね??
プロ先生
相手一般を“ウザい”で括るより、侮蔑・防衛など自分のコミュ習慣の見直しが先。侮蔑は離婚の有力予測因子という実証もあります。分担の可視化と合意形成で満足度が上がるデータも。設計の問題として対処したほうがコスパ良いですよ。
セイジ
正直、暇つぶし的に子どもってアリなんすか??
プロ先生
教育費・時間・法的責任の三重負担を舐めたらダメ。まずは自分の孤立や退屈の処方を。社会的つながりは健康リスクも下げます。子育ては“暇の穴埋め”ではなく、長期プロジェクトです。
まとめ
- 「子ども=暇つぶし」論は、費用・時間・責任の現実に秒で敗北w
- 「女がウザい」より“軽蔑”が関係を壊す⇒コミュ設計の見直しが正攻法!
- 結婚の有無に関わらず、養育責任は発生。まずは自分の生活基盤とつながりを整える!