- 「モテ=善、モテない=犯人予備軍」って発想、心理学的には“思い込み”w
- 犯罪リスクを左右する主因は自己制御・薬物問題・環境要因⇒「恋愛人気」ではない!
- 烙印や排除は逆効果で攻撃性↑の研究も…だから煽るより支える方が社会的に合理的!?
目次
【はじめに】
「高学歴キャバ嬢が『モテない人=犯罪者予備軍』。モテないリストの対策もできない」みたいな過激トーク、バズりやすいですが、事実ベースで見ると論外です。犯罪学・心理学の知見は、「モテる/モテない」よりも、自己統制(セルフコントロール)、物質使用、生活史上の転機(就業・結婚)などがリスクを左右すると一貫して示しています。本稿では、発言の誤解をショック療法的に正しつつ、意外と効く反論5選を提示します。数字とエビデンスでバッサリいきますよ!?w
【反論5選】
① 「モテ」は犯罪予測変数じゃないw——最大の鍵は“自己統制”だ!
30年以上の研究蓄積では、衝動を抑える力=自己統制が犯罪や非行の強力な予測因子です。メタ分析は自己統制と逸脱行動の堅固な関連を確認しています。つまり「モテ度」より「セルフコントロール」が勝負。恋愛テクより衝動管理がリスク低減に直結です。
さらに政策文書・介入研究は、薬物・アルコール問題が再犯や暴力リスクを押し上げると報告。リスク評価でも物質使用は重要指標です。
② 「美しい=善い」バイアスの罠w——見た目や“モテ”は徳の代理ではない!?
有名な「What is beautiful is good(美しい者は善い)」研究や、外見魅力のハロー効果に関するメタ分析は、魅力的な人ほど有能・善良だと“見なされがち”という錯覚を示します。これは道徳性や反社会性の実体を示すものではありません。つまり「モテ=安全」「非モテ=危険」は認知バイアスの産物です!
③ 「対策できない人=予備軍」? ⇒ 論理飛躍w 犯罪抑止は“恋愛テク”より社会的絆
人生の転機(就業・結婚・軍務など)による社会的絆の強化が犯罪の減少(デシスタンス)につながる、というライフコース犯罪学の知見は頑健です。「モテないから危険」ではなく、安定した役割・関係の獲得が行動を変えるのです。恋愛指南の成否と犯罪リスクを短絡させるのは非科学的。
④ 排除は火に油!?——“烙印”や嘲笑は攻撃性を上げる可能性がある
実験研究は社会的排除・排斥が攻撃傾向を増やす場合があると示してきました。もちろん実験室効果には限界もありますが、「非モテ=予備軍w」と烙印を押す言説は、むしろ逆効果を招きうるのです。冷笑で追い詰めるより、健全なつながりを増やす方が合理的。
⑤ 日本の基礎データでも「非モテ」なんて項目は存在しませんw——見るべきは実数・類型
公的統計(警察庁・法務省)に「モテ/非モテ」は出てきません。犯罪の種類、年齢層、再犯状況などが管理され、政策もそこに打ちます。俗流ラベリングで人をまとめて予備軍扱いするのはデータの世界観から完全にズレています。
【よくある誤解を秒で論破】
- Q:「非モテは危険?」
A:「危険性の一次指標ではありません。自己統制・物質使用・生活史要因が鍵です」 - Q:「見た目が良い人は善良?」
A:「“美しい=善い”という錯覚。判断バイアスに注意」 - Q:「じゃあ何をすべき?」
A:「自己統制訓練・物質使用対策・学業/就業支援など実証的介入が効果的」
【質疑応答コーナー】
セイジ
「“モテない=危険”とか断じる人、研究とか見てないんすか??」
プロ先生
データの土俵に乗っていません。犯罪学の主要因は自己統制・物質使用・生活史です。恋愛人気は主要モデルに入りません。
セイジ
「見た目が良ければ信頼されやすいんすよね?? それ=善良ってことっすか??」
プロ先生
それはハロー効果の錯覚です。魅力は評価を甘く見せますが、徳や遵法性の保証ではありませんね。
セイジ
「結局、社会として効く対策って“恋愛指南”じゃないっすよね??」
プロ先生
ええ。自己統制のトレーニング、物質使用の治療、就学・就業支援など実証的介入が効きます。排除より包摂が合理的です。
【コラム:なぜ過激発言がバズるのかw】
派手な断言は拡散性が高い一方、外見=性格の誤帰属や確認バイアスを助長します。古典研究から現代のレビューまで、私たちが顔や人気で中身を決めつける傾向は繰り返し示されています。だからこそ、強い断言には「それ、データある?」で返すのが正解。
【まとめ】
- 「モテ」で人を裁くのは科学的でないw——自己統制・物質使用・社会的絆が鍵!
- 魅力=善の錯覚に注意⇒バイアスを自覚し、データで語るべし!
- 排除や嘲笑は逆効果!?——包摂と実証的介入が最終的に社会の得!